上級数独の攻略法:XウイングとダブルXウイングの実践テクニック(X-Wing)

上級数独の攻略法:XウイングとダブルXウイングの実践テクニック(X-Wing)

数独を解いていると、どこにも数字が入らず盤面が止まってしまうことがあります。そんなときに役立つのが Xウイング というパターンです。
不要な候補を安全に消すことで視界が整理され、推測に頼らずに新しい手が見えてきます。
この4マスのパターンを見つけられるようになると、上級レベルの数独でも一気に進めやすくなります。

Xウイングの考え方はとてもシンプルです。ある数字が「2つの行」または「2つの列」でまったく同じ2か所にしか入らないとき、その4マスがパターンを形成します。この形が見つかると、同じ行や列にある他の候補を安全に削除でき、盤面が一気に整理されます。

Xウイングを使って停滞した盤面を動かす

Xウイング戦略例1

画像1の例では、数字8がXウイングを作っています。流れは次の通りです。

  1. 複数の8候補があるが、2つの行では同じ2マスにしか入らない。
  2. その2マスが、2本の同じ列にきれいに並んでいる。
  3. この場合、8はその2列のどちらかに必ず入ることになる。
  4. そのため、同じ列にある他の8候補をすべて削除し、盤面が一気に動き始める。

基本のテクニックが効かない局面で、Xウイングは大きな突破口になります。

ダブルXウイングで上級数独を切り崩す

ダブルXウイング戦略例2

最初のXウイングで候補を整理すると、次のパターンが現れることがあります。これが ダブルXウイング です。難しい数独でよく見られる現象です。

  1. 最初の候補削除により、再び2つの行で同じ2マスに数字8の候補が残る。
  2. その2マスが、また同じ列にそろうことで新しいXウイングが生まれる。
  3. こうなると、それ以外のマスに8が入る可能性はすべて消える。
  4. 残りの候補を削除し、黄色で示された唯一の正解マスが確定する。

ダブルXウイングは、上級数独を安定して解くための強力な武器です。
推測に頼らず論理だけで進められるため、安心して難問に挑戦できます。

上級テクニックを練習したい方には、次のレベルがおすすめです。

焦らず、繰り返し出てくる候補の位置を観察し、不要な候補を丁寧に整理してください。
慣れてくると、XウイングとダブルXウイングは難問突破に欠かせないテクニックになります。